帰宅

家に帰る際、臨月ではない方の妹の車に乗せてもらう。母と一緒だ。

臨月の方の妹の悪態に疲れた私は、ほっとできると思っていた。

 

家に帰ると、母と妹のために出前を取ってくれた旦那。

進んでお茶を冷やしてくれていて(お茶がなかったらしい)、ありがたいと素直に思う。

 

そして、、、

2人が帰ったあと、お茶がなかったから作ることになったのだが、私が留守前に作ったお茶の残りが少々あった。

 

「ほんと勘弁してくれ…」

と呆れられる。

「ごめんごめん」

と明るく言うが、心の中ではひどく落ち込んでいる。

 

 

過去に遡るが、私がこの人と結婚してもいいかもな、と思ったのは、私の失敗に対して「しゃーない」「大丈夫」と笑ってくれたからだった。

 

私が、「お肉焦げたかも…」というと、「しゃーないよ」と言ってくれたし、

私が、落ち込んだこというと、「大丈夫やで」と慰めてくれた。

 

私のネガティブな気持ちを優しく包んでくれた。そんな人だから、私は安心したし、心からこの人いられて良かったと思ったのだった。

 

流産した時には一緒に涙も流してくれた。

 

 

現在に戻る。

今は私の失敗に、ひどく落胆し、愛情も冷めると言われることもある。

 

「勘弁してくれ」と言われるたびに、自分の失敗に怯え、旦那の態度にも怯え、死にたくなるのである。生きてる価値もない人間だと、昔に戻ったように烙印が自分に刻み込まれたいゆくのがわかる。

 

子どもは可愛い。

大事である。笑顔を見るたびに幸せになる。

 

なのに私は、今日も死にたいと思っている。